インドネシアのバリ島で開かれている「第9回アジア太平洋エイズ会議」で、タイ国内における刑務所内でのHIV感染が拡大していることが取り上げられ、受刑者間の性行為や注射器の使い回しが行われていることが問題視された。
世界銀行タイ支部のスタユット氏は、「管轄する法務省は認めないかもしれないが、刑務所内での性行為や薬物乱用は確実に行われている」と指摘。また、独自調査により、受刑者の中にはタバコやチョコレートなどと引き換えに体を売るものがいることが判明したという。
一方、薬物乱用であるが、若者はメタンフェタミンなどの経口剤を利用するケースが大半であるが、高齢の受刑者の中にはいまだに注射器の回し打ちをする者が多いという。同氏は、「刑務所でコンドームや注射針を無料配布すべきだ」と訴えている。
また、受刑者間の性行為を防ぐためにも、模範囚については配偶者と過ごす時間を持たせるべきだ、との意見も出た。
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