2009年7月27日月曜日

パタニーで銃撃戦、分離主義組織関係者・当局関係者2人が死亡

 26日17:00過ぎ、パタニー県コークポー郡内で一斉摘発作業に乗り出そうとした当局側と3人と見られる一味との間で約15分間に渡る銃撃戦が発生し、一味側1人、軍関係者1人が死亡し、一味側2人の身柄が確保された。

 当局側が分離主義組織関係者が潜伏しているとの情報に基づき一斉摘発に乗り出そうとした際に、モスクから民家に逃げ込んだ3人組の男が民家を包囲した当局関係者に向け銃を乱射したことから銃撃戦となった。

 銃撃戦で死亡した男は、分離主義組織の構成員と見られ、ノーンジック郡やコークポー郡内で爆破を初めとする一連の不穏な動きに関与した容疑で逮捕され、その後釈放されていた。

 同県パナーレ郡内では27日朝、食堂での飲食を終え帰宅の為に村道をバイクで走行中だった50歳のイスラム教徒の男性が、バイクに乗った2人組に銃撃され死亡した。尚、報道によっては男性は年齢は60歳で、バイクに乗った2人組に銃撃され重傷を負ったと報じるものもある。

 また、同県マイゲーン郡内では24日未明、人数不明の一味が多目的ビルに放火し警察官をおびき寄せた上で、現場検証を終えた警察官が署に戻るところを見計らって路上に仕掛けておいた爆発物を爆発させ、警察官4人が負傷を負った。尚、報道によってはパトロール中だった警察官を狙って爆発物を爆発させたと報じるものもある。

 ナラティワート県ランゲ郡内では25日朝、25歳のイスラム教徒の男性の射殺体が路上で発見された。前日の昼頃に友人に誘われ友人運転のバイクで市場に向かって以降の男性の足取りは確認されていない。

 警察側は、個人的な係争及び南部情勢絡みの両面から捜査を開始した。

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