刑事裁判所は27日、アピシット首相が反独裁民主主義同盟幹部でタイ貢献党議員のジャトゥポン・プロームパン氏を相手取り提訴していた名誉毀損訴訟の受理を正式に決定した。
8月31日に第一回公判が開かれる予定。
この訴訟は、ジャトゥポン氏が赤シャツ軍団系のテレビ局Dステーションの番組中に、アピシット首相が国王に拝謁した際に不適切な位置に座していたと指摘した上で、同首相こそが国王に対する敬愛が足りない人物であると指摘した事により名誉を毀損されたとして同首相が提訴していたもので、26日行われた原告尋問の中で同首相は、座り位置に関しては国王付き秘書官や王室管理事務所に聞けば、それが通常の慣習に基づいたものであり、また拝謁の目的により座る位置が変わることを理解していたはずであると指摘した上で、ジャトゥポン氏が座り位置と不敬とを敢えて結びつけた背景に首相・政府の信用失墜を狙う意図があったと指摘した。
また、ジャトゥポン氏の代理人として出廷した顧問弁護士が反対尋問の中で、ワット・プラケオ(エメラルド寺院)で行われた儀式の際にタクシン元首相が座っていた位置が不敬に当たるとアピシット首相が指摘していた事について聞かれた同首相は、この指摘は既に他の者と同様な指摘をしたまでのことで、仮にタクシン元首相が名誉を毀損されたと感じるのであれば自分を相手取って訴訟をおこせば済むことであると答えた。
一方、ジャトゥポン氏側は、自らが首相として国王に拝謁した事があるタクシン元首相の義弟のソムチャーイ・ウォンサワット氏を証人に立て全面対決する考えである事を明らかにした。
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